福島市新浜町の脳神経外科・内科・リハビリテーション科

主な診療内容
主な診療内容

発熱外来

1週間以内に発熱、せき、のどの痛みなどかぜ症状のある方は来院前にクリニックまでお電話ください。感染待合室かお車で待機していただき、診察いたします。
当院の受診歴にかかわらず受け入れます。

頭痛外来

誰もが経験した事がある『頭痛』しかし大多数の人は、「頭痛くらいで・・・」という思いから病院には受診せず、「市販薬」を服薬して人知れず、“頭痛”に悩まされています。
頭痛外来は、そのような頭痛に悩まされている患者さまの為に設けられた窓口であり、様々な患者さまの症状に対して、医学的に診察、検査、診断、薬の処方を行います。頭痛の原因はその患者さまによって様々ですが、当院では最新のMRIでくも膜下出血、脳出血、脳腫瘍等の危険な頭痛と命に別状はない、多くの人を悩ませている慢性頭痛を診断し、治療いたします。

【画像】頭痛外来イメージ画像

手足のしびれ、歩行時のふらつき、めまい

①手足のしびれについて

手足のしびれに悩まされる患者さまは少なくありません。手足のしびれは治療を急ぐ脳の病気かどうかを最初にチェックすることが重要です。また、「しびれ」でお困りの場合は異常感覚(ビリビリ、ジンジンする)の他に、感覚低下(痛みや熱さを感じにくい、感じない)や運動麻痺(手足が動きにくい)が隠れていることがあり治療を急ぐ疾患が隠れていることも稀ならずあります。手足のしびれに関しては当院を受診してください。

②めまい、ふらつきについて

めまいに悩まされる患者さまは少なくありません。実はめまいの原因のほとんどは耳の三半規管の不具合によるものですが、病院へ受診するとまず最初に案内されるのは脳神経外科です。それは患者さまだけでなく医療者側も「まずは脳を調べないと危険だ」とわかっているからです。つまり、めまい診療は脳の病気かどうかをチェックすることが重要です。めまいに関しては当院にご相談ください。

認知症診断

認知症は、75歳以降から有病率が上昇(75歳~79歳の10人に1人が認知症)し、90歳以上になると10人に6人が罹患する疾患です。高齢化に伴い、今後もその有病者数は増加し、2025年の認知症の有病者数は約700万人になると見込まれています。その認知症の多くを占めるのがアルツハイマー型認知症です。アルツハイマー型認知症は根本的治療が困難であるのが現状(進行を遅らせる治療薬はありますが、治す治療薬はありません)です。一方で、認知症と診断された場合、治療可能な認知症を見逃さないことが重要です。治療可能な認知症として、水頭症、慢性硬膜下血腫、ビタミンB1B12欠乏症、低血糖甲状腺機能低下症、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、脳腫瘍、けいれん発作など。これらの疾患が原因で認知症を呈していた場合、適切な治療を行うことで認知機能の回復が望めます。MRI、血液検査、MMSE、長谷川式認知症スケールで的確に診断し、治療を開始します。

【画像】認知症診断イメージ画像

脳卒中

脳卒中とは、脳血管の病気の総称で、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血のことです。脳卒中は、我が国における、寝たきりの原因の第1位であり、死亡原因の第4位を占める疾患です。現在脳卒中に対し、医療機関のみでなく行政や経済産業界も含めた総力戦で脳卒中征圧に取り組んでいます。脳卒中は特別な疾患ではなく誰がなってもおかしくない国民病なのです。脳卒中の初期症状は下記のような症状が挙げられます。

  • 頭痛が生じた
  • 手足の麻痺(力の入りにくさ)が生じた
  • 手足のしびれが生じた
  • ろれつが回らなくなった
  • 言葉が出にくくなった
  • めまいが生じた
  • 物が見にくくなった
  • 認知機能が低下した(何か様子がおかしい)

程度や病態によっては、突然に発症することが多いのですが、症状が徐々に生じたり、すぐに回復したりわかりにくいこともあります。重要なのは軽微な症状でも「脳卒中かな?」とご自身やご家族が疑うことです。脳卒中の種類は脳梗塞、くも膜下出血、脳出血があります。ご心配なときは当院受診してください。的確に診断し、対応いたします。

片頭痛

慢性頭痛の代表的なものには 片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛があり、これらは「3大慢性頭痛」と呼ばれています。繰り返し起こる頭痛で、日本国民の3人に1人が悩んでいると言われています。特に片頭痛は、日常生活への影響が大きく、片頭痛の内服治療として

  1. 非ステロイド性抗炎症薬
    イブ、ロキソニンなど
  2. トリプタン製剤
    マクサルトなどの片頭痛治療薬
  3. レイボー
    2022年より承認された新しいタイプの片頭痛発作治療薬
  4. 漢方薬
    片頭痛の治療薬として使用される

片頭痛の予防薬とは、頭痛の頻度・程度・持続時間を減らす治療法です。「β遮断薬(不整脈治療薬)」や「抗てんかん薬」、「抗うつ薬」などが予防療法の代表的な薬です。また近年新しいタイプの片頭痛予防薬が出てきています。(エムガルティやアジョビ・アイモビーグなど)片頭痛発作時の血管拡張や炎症反応の直接の原因とされている「CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)」という物質を働きを抑える「ヒト化抗CGRPモノクローナル抗体製剤」と呼ばれるものです。これらは月1回~3か月に1回の注射タイプで高い治療効果が期待できます。